失業保険とは離職した人が次の仕事が決まるまで、安定した経済的に不安のない生活を送れるようにするための制度です。
この失業保険を受給するには条件があり、給付額と給付日数も人によって様々なのでそういった情報をできるだけわかりやすく書いていこうと思います。
◆失業保険の受給資格◆
失業保険は離職した人がだれでも受け取れる制度ではありません。一定の条件が必要です。
まず大前提として「離職後に働く意思と能力があり、就職活動を行っているにも関わらず次の仕事が決まらない」というようにハローワークが定めている「失業の状態」でなければいけません。
よって、すでに次の仕事が決まっていたり、働く意思や能力がない、すこしきつい言い方ですが働く気がない人は手当を受け取ることはできません。
また「失業の状態」であっても前職で一定期間以上雇用保険に入っていなければ受け取ることはできないですし、辞めた理由が自己都合か会社都合でも受け取れる日数に違いがてきます。
まず今回は自己都合退職の場合を見ていきます。
雇用保険の加入年数
離職した日以前の2年間で雇用保険に加入していた期間が12か月以上あること。
(これは通算でOK.2年の間で12か月未満で転職したとしても合計12か月であればこの条件はクリアします)
給付金額(※自己都合でも会社都合でも同じ)
基本手当日額=賃金日額×給付率(50~80%)
この金額に給付日数をかけると手当の総額を計算することができます。
計算方法と言葉の今がいまいちなので例を含めて計算していきますね。
賃金日額の計算
退職前6か月の賃金合計÷180(退職前に賃金は額面)
例)退職前6か月の賃金が月24万円だとしたら、(24×6)÷180=8000
これが賃金日額です。
これをもとに基本手当日額が計算できるのですが、離職時の年齢と賃金日額によって計算方法がややこしくなる年代があります。
給付率が「50%」「80%」と決まっていれば上記の計算式で計算できますが、「50~80%」とあやふになっている年代と賃金日額があります。
私は33歳で賃金日額が8000円だったので受給額の表を見たら、給付率が「50~80%」と記載されていて上の計算式で算出できませんでした。
ちなみに
y=0.8w-0.3{(w-5,010)/7,320}w という計算式で計算はできます。
(面倒くさそうですね・・)
yは基本手当日額、wは賃金日額です。
これはあくまで離職時33歳で、賃金日額が8000の場合なので詳しく知りたい場合はインターネットで「失業保険 受給金額」と入れると自動計算してくれるサイトもでてくるのでそこで計算してみるのがお勧めです。
給付日数
自己都合の場合、年齢の条件は65歳未満のみです。
雇用保険に入っていた日数は以下の3パターンによって給付日数が決まります。
①10年未満 90日
②10年以上20年未満 120日
③20年以上 150日
自己都合退職であっても一部の特定理由離職者にはこの条件ではなく会社都合の退職の条件が当てはまります。
そういったこともふまえて次回は会社都合退職の場合を書いていきたいと思います。
本日はこれで失礼します。
では。