本日は「積み立てNISA」の特徴をメリット・デメリットをふまえてご紹介していきたいと思います😊
■まず積み立てNISAとは??■
そもそも積み立てNISAってなに?と思いませんか?
「積み立て」という言葉があるので、お金を積み立てるんだな・・ということはわかりますが、果たしてどんな制度でどんないいことがあるのでしょうか。
積み立てNISAとは投資信託の1つです。
不動産や株などにお金をだして、そのお金を投資のプロが運用してお金を増やしていきます。通常そのような投資だと利益が生まれた場合にその利益に対して20%の税金が持っていかれてしまうのですが、積み立てNISAはその税金がかかりません。
■積み立てNISAの投資可能期間■
積み立てNISAの概要には「投資可能期間 20年」という文言がでてきます。
これが意味すこととはいったい何なのでしょうか?
積み立てNISAは2018年1月からスタートした制度で投資できる期間は2037年12月末までです。この期間内に投資をして得た利益が非課税になります。
つまり2018年1月からスタートした人は2037年12月末まで投資をして得た利益がすべて非課税です・・・・・・という制度でしたが、2020年に税制改正され、投資可能期間が5年間延長され2042年12月末までに投資して得た利益が非課税対象となりました!
つまり2023年までに積み立てNISAを初めて、かつ年間上限の40万円を投資した方が最大限非課税の恩恵を受けることができます。
🌸積み立てNISAのメリット🌸
■投資で得た利益が非課税■
上でも少しお話しましたが、通常投資で得た利益には税金が20%の利益がかかりますが積み立てNISAで得た利益には税金がかかりません。
つまり100万円の利益を得た場合、通常だと20万円が税金として引かれるところ100万円まるっと利益として得ることができるのです。
■積み立て可能金額が少額でOKでハードルが低い!!■
積み立てNISAの積み立て可能額は上限40万円/年です。(月に換算すると約33,000円)
また100円から投資可能なので、投資初心者の方にとってはハードルが低く、気軽に始めることができます。
■積み立て額を自由に変えることができる!!■
積み立て頻度は一般的には月1回です。
(証券会社によっては毎日積み立て、毎週積み立てもすることができます)
また毎月の積立額は毎月設定することができるので、例えば上限いっぱいの月33,000円に設定したとしても、生活していく中で「今月は月33,000円積み立てに回せないな」というときは額を減らすことが可能です。
■初心者でも低コスト&長期的に投資が可能!!■
積み立てNISAの商品は金融庁が「長期」「積立」「分散投資」に適していると判断した厳選された商品です。
かつ販売手数料が無料で信託期間が20年以上と長期なので、初心者でも長期的な投資が可能です。
※販売手数料→投資商品を購入するたびにかかる手数料
※信託期間→投資信託の運用がスタートする日から、運用が終了する日まで。
信託期間は商品によって期間が決められているものもあれば無制限のものもあり、積み立てNISAの場合は20年以上です。
つまり、初心者にとって、さまざま商品を購入しても手数料もかからないし、短期投資だとその期間内に利益を出すために商品の値動きを常に注目して一喜一憂しなければいけないですが、長期投資だと長い目でみて利益を生むことを目的とするので常に値動きを気にする必要もないですし、一喜一憂することも少ないので、初心者にとってはハードルが低いです。
■いつでも現金化できる■
iDeCoだと60歳まで現金化をすることができませんが、積み立てNISAはいつでも現金化することができます。
■年齢制限がない■
積み立てNISAとよく比較されるiDeCoは60歳までという年齢制限があります。つまり55歳から積み立てをはじめても5年間しか運用することができませんが、積み立てNISAにはその制限がありません。
☔積み立てNISAのデメリット☔
■元本保証の商品がない■
iDeCoの商品の中には定期預金型や保険型のように元本を保証してくれる商品がありますが、積み立てNISAの商品の中にはそのような商品がないので、商品を売って現金化するときに積み立てていた金額よりも減っている可能性もあります。
■商品数が少ない■
積み立てNISAのラインナップ商品は金融庁が「長期」「積立」「分散投資」に適した投資商品を厳選しています。
初心者にとっては投資しやすいですが、投資に慣れている人にとっては利益がたくさんでそうな商品や話題の商品を選ぶことはできません。
■積み立て金額は節税対象にはならない■
積み立てNISAとよく比較される投資信託にiDeCoがありますが、iDeCoは積み立てた金額が所得控除の対象となります。つまり所得税や住民税を安く抑えることができます。
しかし積み立てNISAの場合はそのような税金に対する優遇措置はありません。
■積み立て金額の余りを翌年に持ち越しできない■
年間の積み立て限度額は40万円ですが、例えば20万円を積み立てたとしても翌年に残りの20万円を持ち越すことはできません。
毎年決まって限度額は40万円です。
ちなみに私の夫は8か月前から積み立てNISAを始めています。
夫も初心者なのでかなり少額ですが1,000円ずつ積み立てをしており、8か月間だと普通であれば8,000円貯まるところ、現在9,000円になっていました。
つまり1,000円の利益が生まれているということです。
今月から5,000円に投資額を増やして運用をしていきます。
積み立てNISAは特徴を見る限り、初心者や収入が少ない人でも少額から投資が可能で、途中で現金化もできることから投資を始めるハードルが低い制度となっておりますので投資信託に興味があるけど、なかなか踏み切れなかった方は是非積み立てNISAを始めてみてはいかがでしょうか?