高額療養費制度についてご存じでしょうか??
制度の名前は聞いたことはありますが、実際どんな制度なのか詳しくはわかりませんでした・・(;'∀')
そこで本日はわたになりに高額療養費制度の基本情報をわかりやすくまとめてみました!
よろしくお願いします<(_ _)>
■高額療養費制度とは??■
1か月間に病院や薬局などで払った金額が自己負担限度額を超えた場合に、申請をすれば超えた分が払い戻される制度のことです。
■自己負担限度額はどのくらいなのか??■
制度の説明のところで出てきた自己負担限度額とは年収によって決められています。
(例)年収600万円 医療費が100万円かかった場合
80,100+(1,000,000‐267,000)×1%=87,430円←これが限度額になります。
さらに3割負担で30万円を払っている場合は300,000-87,430=212,570円が戻ってきます。
■高額療養費制度はすべての医療費の対象になるのか??■
この制度はすべての医療費が対象になるわけではなく、公的医療保険が適用になる医療費が対象です。
◎高額療養費制度の対象となる医療費◎
・診療代
・検査代
・薬代
・手術代
・入院代
◎高額療養費制度の対象にならない医療費◎
・食費 居住費
・美容整形などの治療費
・先進医療にかかる費用
・差額ベッド代
・通院や入院の時の交通費
💡ポイント💡
出産に関する医療費は公的医療保険の対象にはならないので、高額療養費制度の対象にもなりません。
しかし帝王切開などの異常分娩とされる出産については制度の対象となります。
■高額療養費制度の申請方法は??■
この制度の申請に必要な書類は
・高額療養費支給申請書
・限度額適用認定書 または、限度額適用・標準負担額減額認定証(住民税非課税世帯の場合)
のいづれかです。
これらの書類は加入している保険によって入手できるところが違います。
国民健康保険に加入している場合は役所の窓口、会社の健康保険に加入している場合は
公的医療保険のホームページから書類を入手できる場合もありますので確認してみましょう!
◎申請方法◎
申請は事前に申請する場合と事後に申請する場合があり、選ぶ方によっていったん窓口で払う額に違いがあります。
◇事前に申請する場合◇
・必要書類
限度額適用認定証または限度額適用・標準負担額減額認定証(住民税非課税世帯の場合)
・申請の流れ
①必要書類を準備する
②支払い時に窓口で認定証と保険証を提示する
③窓口で自己負担限度額を支払う
・事前申請する時のポイント
事前申請することで窓口での支払いは自己負担限度額のみで済むので助かりますね!
必要書類の中にある認定証の有効期限は申請書の受付月の1日から最長1年なので期限が切れないように申請する必要があります。
◇事後に申請する場合◇
・必要書類
高額療養費支給申請書
・申請までの流れ
①窓口で自己負担額を一旦支払う
②高額療養費支給申請書を入手する
③高額療養費支給申請を提出
④医療費が払い戻される(約3か月後)
・事後申請時のポイント
申請期限は診療を受けた月の翌月から2年以内で、医療費の領収書が必要な場合があります。
さらに一旦窓口で自己負担額を全額払う必要があり医療費が払い戻されるまでには3か月以上かかってしまうので注意が必要です。
■まとめ■
高額療養費制度は、医療費が高額になってしまった時に経済的負担を軽減するための制度となりますので、公的医療保険の対象となる医療費の場合は確実に申請したいですね☆彡