2014年1月に放送された新春ドラマスペシャル。
「新参者」シリーズ 眠りの森
警視庁捜査1課の加賀恭一郎はお見合いの為、バレエ「白鳥の湖」を見に行くことになるが、興味のない内容だったため居眠りをしてしまう。
しか目が覚めた時にちょうど演じていた浅岡未緒が演じていた黒鳥に目を奪われ魅了されてしまう。
そんなある日「白鳥の湖」を主催していた高柳バレエ団の事務所で風間という男が撲殺されているのが発見される。警察はその場に居合わせたバレエ団所属のバレリーナ斎藤葉瑠子を被疑者として連行するが、不法侵入してきた風間に襲われ自らの身を守るための正当防衛だったと主張する。
加賀は所轄の太田刑事と組みこの事件を追うことになるが、みな口をそろえて殺された風間のことを面識のない男だといい、早く葉瑠子を返してほしいと訴える。
加賀と太田はそんなバレエ団の団員たちに対して違和感を覚える。
その違和感とは高柳バレエ団全員が何か大切なものを守るためにうそをついているというものだった。
違和感を解消するためになんとか風間とバレエ団の接点をつかもうとするがあと一歩のところで確証がつかめない。
そんなとき次の公演「眠りの森の美女」のゲネプロ中に高柳バレエ団の演出家 梶田が背中に針を刺され毒殺される事件が起きた。
最初の被害者風間と梶田の間にも接点がなく、つながりがないように思える2つの事件だったが、あることがきっかけにこの2つの事件が複雑なつながりを見せる。
風間を殺したのは本当に葉瑠子なのか、梶田を殺したのは?
そしてバレエ団が何を守るためにうそをついているのか、事件の真相は最後の最後まで見えてこない。ドラマだけど映画のような見ごたえがある内容だ。
■感想■
登場人物が多くて、だれがどこでつながっているのか頭の中をフル回転しながら見ましたが「この人が犯人だったか~」と着地したと思ったら「え、違うの!!」と本当に最後の最後まで真相がまったく見えてきませんでした。
個人的には浅岡未緒を演じていた石原さとみさんて「やっぱりすごい女優さん」だな~と思います。
今回の役が地味でおとなしいという役であまり感情を出さない役だったのに、最後の雨の中で阿部さん演じる加賀に抱きしめられるシーン(詳しくは本編をご覧ください)、文字通りとめどなくあふれ出す涙とせき止められない感情が叫びとなって表に出ていて感情移入せざるを得ないほど見ていて切なくて苦しかったです。
同じ浅岡未緒とは思えないほどでした。
あとバレリーナ姿の石原さとみさんが美しすぎでした・・・(ため息)
石原さとみさんあっぱれです。
新参者シリーズは映像作品ばかりをみていますが、本も見てみようかと思っています。