2017年9月 日本公開 主演:コン・ユさん
ファンドマネジャーのソ・ソグは娘のスアンと一緒に、プサン行きのKTX101に乗っていました。
ソグと妻は別居中で、ある日娘のスアンに誕生日プレゼントは何がいいか尋ねたところ「母に会いたい」と言われしぶしぶ了承。この日はスアンを妻のもとに送り届けるためKTXに乗っていたのです。
スアンが出発直前にまどの外を眺めているとホームにいる駅員が何かに襲われるのを目撃します。しかしあまりにも早いスピードだったためそれが何かが分からないまま、列車は出発してしまいます。
ちょうどそのころ12号車で出発前の確認をしていた女性駅員のすぐ後ろに異様な雰囲気の乗客が乗り込んできました。その乗客が苦しそうに倒れこんだため女性駅員はトランシーバーで助けを求めると同時に、乗客に必死に「大丈夫ですか」と声をかけます。
しかし介抱しようとしたとたん、なんとその乗客は駅員にゾンビのように襲い掛かったのです。
そして襲われた女性駅員もゾンビとなり、次々と他の乗客を襲い列車内は地獄と化してしまいます。
ありえない数のゾンビに追われ、しかも時速300㎞以上で走る電車内という逃げ道のない状況が今までのゾンビ映画では味わったことがない恐怖感を覚えます。
しかしこの映画の見どころはただの人間VSゾンビだけではないところです。
人の善意を踏みにじったり、傷ついている人たちを追い詰めたり、人間の汚い部分も描かれているし、逆に自らを犠牲にしてでも家族や大切な人を守ろうとする人間のあたたかさも描かれていて、「怖い」とか「ハラハラ」する感情だけではなく、「悲しい」とか「切ない」とかいろんな感情がでてきます。
ソグがラストゾンビに噛まれてしまい、列車から飛び降りるシーンがあります。
仕事に追われ父親らしいことができていなかったソグが最後の最後に思い出したのは娘スアンが生まれたときのことでした。
幸せそうに満足そうに笑顔を浮かべながら飛び降りるシーンは感動的でゾンビ映画を見ているようには思えませんでした。
最初はあまり期待せずに見たのですが、いまではどっぷりはまった大好きな映画の1つです。いろいろな感情が動かされます。
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